2016年12月15日 (仮訳)ロシア産のホコリタケ類の新種、Bovista helenae Rebriev, YuA. & Dvadnenko, KV., 2016. Bovista helenae – new puffball from Russia. Studies in Fungi. Available at: http://www.studiesinfungi.org/pdf/SIF_1_1_15.pdf [Accessed July 27, 2016]. 【R3-03568】2016/12/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ロシアのステップ地帯に発生した半地下生の腹菌の一種を検討し、Bovista helenaeとして新種記載した。 本種は担子胞子が球形~類球形で粗面、有柄であり、弾糸がBovista型であることなどで特徴づけられた。 本種と同様に子実体基部に「杯」状の構造を有するシバフダンゴタケ属菌の検索表を掲載した。 Russia, Asrakhan region, Bogdinsko-Baskunchaksky state reserve (新種) Bovista helenae Rebriev 語源…Elena V. Rebrieva氏に献名 ※2016年12月15日現在、本種はMycoBank/Species fungorumに登録されていない(FoF 02641)。 【よく似た種との区別】 Bovista hollosii ステップ地帯に分布する 子実体の基部に「杯」を有する 担子胞子が球形~類球形 本種と異なりロシアではなくハンガリーなどに分布する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子の柄が長い 本種より弾糸の幅が広い 本種と異なり弾糸の孔が小型ではなく小型~かなり大型 本種と異なり弾糸の孔が主幹部に稀で通常末端に生じるのではなく特に細い菌糸に生じる Bovista tomentosa(ナガエノミシバフダンゴタケ) 子実体の基部に「杯」を有する 本種と異なり担子胞子が球形~類球形でない Bovista minor 子実体の基部に「杯」を有する 本種と異なり担子胞子が球形~類球形でない